8 × Tesla V100 32GB + Xeon E5 デュアル 8 GPU サーバー
低予算- 電源
- 内蔵 4 × 1,600 W
- ベアボーンに含む
Mistral Large 4 は、Mistral が 2026 年 10 月に公開したオープンウェイトのフラッグシップです。1T パラメータの MoE で、1 トークンごとに使うのは 52B、画像も読めてコンテキストは 1M まで扱えます。4-bit・32K コンテキストで約 608 GB になるため、手元で動かすには 80GB 以上の GPU 8 枚、512GB の Mac Studio 2 台、または大容量メモリのサーバーに GPU 1 枚が必要です。llama.cpp の対応は公開当日に本流へマージされましたが、まだ正式リリースには入っておらず、当面はソースからビルドする必要があります。
4-bit・32K コンテキストで約 608 GB、2-bit なら約 382 GB まで下がります。コンテキストを伸ばしてもあまり増えません。各層は KV を圧縮した 1 組だけを持ち、72 層のうち 9 層は 36 層目が保存した分をそのまま借りるので、4-bit を 32K から上限の 1M まで広げても増えるのは約 74 GB です。
| 量子化 | 重みサイズGB | 32K コンテキストGB | 128K コンテキストGB | 256K コンテキストGB | 1M コンテキスト(最大)GB |
|---|---|---|---|---|---|
| 1-bit | 259.6GGUF | 263.1 | 270.2 | 279.7 | 336.8 |
| 2-bit | 378.3GGUF | 381.8 | 388.9 | 398.4 | 455.5 |
| 3-bit | 492.7GGUF | 496.2 | 503.3 | 512.8 | 569.9 |
| 4-bit | 604.8GGUF | 608.3 | 615.4 | 624.9 | 682 |
| 5-bit | 783.8GGUF | 787.3 | 794.4 | 803.9 | 861 |
| 8-bit | 1,115.2GGUF | 1,118.7 | 1,125.8 | 1,135.3 | 1,192.4 |
| BF16/FP16 | 2,098.9GGUF | 2,102.4 | 2,109.5 | 2,119 | 2,176.1 |
詳しい計算ルールはデータの作り方ページをご覧ください。
グラフィックボード 1 枚では動かず、1 台で収まるのは 512GB の Mac Studio に 2-bit を載せる場合だけです。Unsloth のいちばん小さい 1-bit 版でも約 233 GB あり、どのグラフィックボードにも、128GB のマシンにも入りません。512GB の Mac Studio M3 Ultra 1 台なら、macOS が GPU に割り当てるメモリの上限を引き上げれば約 382 GB の 2-bit が入り、速度は推定で毎秒約 27 トークンです。4-bit は 2 台をつなぐ必要があります。
| デバイス | 価格 | 速度 t/s | 最大コンテキスト |
|---|---|---|---|
| Mac Studio M3 Ultra 512GBマシン全体 · 512 GB | 価格なし | 27.4 | 1M |
よく使われる GPU とマシンだけを、価格の安い順に掲載しています。
マルチ GPU は 8 枚からです。2-bit は 64GB 以上のカード 8 枚で足り、4-bit には 80GB の A100 か 96GB の RTX PRO 6000 が 8 枚要り、推定で毎秒約 35 トークンです。RTX PRO 6000 4 枚では実行時の余裕を差し引くと 2-bit にわずかに足りず、テンソル並列は 2・4・8 枚にしか均等に分けられないため、4 枚構成はありません。512GB の Mac Studio 2 台をつなげば 4-bit も入りますが、速度はおよそ半分です。公式の vLLM レシピは Mistral 自身が出した NVFP4 版を使うもので、検証済みなのは B200 や GB300 を 8 枚並べたデータセンター向けの構成です。
| デバイス | 必要枚数 | 合計価格 | 合計 VRAM | 速度 t/s | 合計消費電力 |
|---|---|---|---|---|---|
| 8 枚 | ¥29,504,000 | 768 GB | 50.3 | 4,800 W | |
| 8 枚 | 価格なし | 640 GB | 53.3 | 2,400 W | |
| Instinct MI2101 枚 64 GB | 8 枚 | 価格なし | 512 GB | 47 | 2,400 W |
| 8 枚 | 価格なし | 576 GB | 40.1 | 2,400 W | |
| 4 台 | 価格なし | 512 GB | 9.6 | 960 W |
| デバイス | 必要枚数 | 合計価格 | 合計 VRAM | 速度 t/s | 合計消費電力 |
|---|---|---|---|---|---|
| 8 枚 | ¥29,504,000 | 768 GB | 35.2 | 4,800 W | |
| 8 枚 | 価格なし | 640 GB | 37.5 | 2,400 W | |
| Mac Studio M3 Ultra 512GB1 台 512 GB | 2 台 | 価格なし | 1,024 GB | 17.7 | 960 W |
| デバイス | 必要枚数 | 合計価格 | 合計 VRAM | 速度 t/s | 合計消費電力 |
|---|---|---|---|---|---|
| Mac Studio M3 Ultra 512GB1 台 512 GB | 4 台 | 価格なし | 2,048 GB | 10.1 | 1,920 W |
Mac Studio は Thunderbolt 5 で連結し、MLX や exo で動かします。vLLM は対応していません。詳しい計算ルールはデータの作り方ページをご覧ください。
エキスパートをメインメモリに置けば、GPU に残すのは約 16 GB で済みます。難しいのはメモリ容量で、4-bit はデュアルソケットの DDR5 サーバーに 768GB を挿し切る必要があり、RTX 5090 1 枚と組み合わせて推定で毎秒約 21 トークンです。2-bit なら 384GB で収まり、速度も 1.5 倍ほどになります。1 トークンで使うのはルーティングされる 4 エキスパートと共有エキスパート 1 つだけなので、速度はほぼメモリ帯域で決まります。8 チャネル DDR4 の古いデュアルソケット機でも容量は足りますが、毎秒 6 トークン前後まで落ちます。
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llama.cpp への対応は公開当日に本流へマージされました(PR #31376)が、10 月 29 日時点ではそれを含む正式リリースがなく、GGUF を読み込むには最新のソースを自分でビルドする必要があります。Unsloth も当面は自前のビルドを使うよう勧めています。Ollama にはローカルでは動かないクラウド版(mistral-large-4:cloud)しかありません。vLLM の対応も正式版・nightly のどちらにもまだ入っておらず(PR #64534)、公式レシピでは専用イメージ vllm/vllm-openai:mistral-large-4 を使います。Apple シリコン向けの mlx-lm 対応もまだ PR の段階ですが、mlx-community にはテキスト部分だけの 2-bit 版がすでに上がっています。
重みには DSpark という下書きヘッドが入っています。3 層の小さなネットワークが次の 3 トークンを先に予想し、本体がまとめて確かめる仕組みで、出力は使わない場合とまったく同じです。Mistral の計測ではスループットが最大 1.9 倍、Unsloth によると 1 人で対話する場合の出力速度はおよそ 2 倍です。llama.cpp では約 2.2 GB の下書きファイルを別に読み込み(-md dspark-Mistral-Large-4-1T-A52B-Q8_0.gguf --spec-type draft-dspark --spec-draft-n-max 3)、vLLM では --speculative-config '{"method": "dspark", "num_speculative_tokens": 3}' を付けます。本サイトの速度推定は下書きヘッドを使わない前提です。
思考の深さは reasoning_effort で low・medium・high から選び、既定は high です。Mistral は複雑なタスクやエージェント用途に high、普段使いに medium、すばやく返したいときに low を勧めています。ggml-org の説明によると、思考を完全に止めることはできません。推奨サンプリングはどの段階でも temperature 1.0、top_p 0.95 です。画像を読ませるには約 3.4 GB のプロジェクターファイル(--mmproj mmproj-BF16.gguf)を別に読み込みます。テキストだけなら不要です。
採用しているのは Mistral の新しい Mistral Ecosystem Open-Weight License で、MIT ライセンスを改変したものです。商用利用・ファインチューニング・再配布は無料ででき、著作権表示を残すことが条件です。追加された条項は「Model as a Service」事業を営む企業、つまり API やホスティングされたエンドポイントでモデルを第三者に提供し、入力やパラメータを相手が実質的に操作できるようにしている企業が対象です。こうした企業は、どんな商用目的で使う場合でも事前に Mistral と別の商用ライセンスを結ぶ必要があります。社内での利用や、Mistral の公式製品を通じた利用はこの条項の対象外です。本サイトで扱うほかの Mistral のバージョンはすべて Apache 2.0 で、この条項はありません。
実行前にデプロイガイドで必要な実行環境とハードウェアを確認してください。
llama-server -hf unsloth/Mistral-Large-4-1T-A52B-GGUF:UD-Q4_K_XL \ --jinja -c 8192
実行前にデプロイガイドで必要な実行環境とハードウェアを確認してください。
docker run --runtime nvidia --gpus all \ -v ~/.cache/huggingface:/root/.cache/huggingface \ -p 8000:8000 \ --ipc=host \ vllm/vllm-openai:mistral-large-4 \ --model mistralai/Mistral-Large-4-1T-A52B-NVFP4 \ --tensor-parallel-size 8 \ --kv-cache-dtype fp8_ds_mla \ --tool-call-parser mistral \ --reasoning-parser mistral \ --enable-auto-tool-choice \ --gpu-memory-utilization 0.85
Ollama にはクラウド版の mistral-large-4:cloud しかなく、手元のマシンではなく Ollama のサーバーで動きます。
ファイル名はその週のモデルライブラリ取得時点のものです。定義はデータ方法を参照してください。 データ方法
| モデル | 総パラメータ | アクティブ | 4-bit のサイズ |
|---|---|---|---|
| 7.3B | 7.3B | 4.4 GB | |
| 8.4B | 8.4B | 5.2 GB | |
| 12.3B | 12.3B | 7.5 GB | |
| 13.5B | 13.5B | 8.2 GB | |
| 24B | 24B | 14.3 GB |