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DeepSeek V4 Pro をローカルに導入するには?

DeepSeek V4 Pro は、DeepSeek のオープンモデルとして現在最大となる 1.6T パラメータのモデルです。4-bit でも約 851 GB あり、96GB のカード 8 枚にも収まりません。個人で取れる方法は 2 つです。大容量メモリのサーバーに GPU を 1 枚挿してエキスパートをメインメモリに置けば約 22 tokens/s、または 512GB の Mac Studio を 2 台つなげば容量の上では 4-bit が収まります。V4 Flash より優れているのは知識の幅で、公式が公表したベースモデルの知識問答テスト(SimpleQA-Verified)では 55.2 対 30.1 です。

DeepSeek V4 Pro のモデル情報

  • 4-bit 最小VRAM851 GB · 8K
  • パラメータ数1,600B
  • アクティブ49B
  • 最大コンテキスト1M
アーキテクチャ
MoE
エキスパートオフロード
VRAM 16 GB + RAM 837 GB
ライセンス
MIT
発売日
2026年8月13日
提供元
DeepSeek
Hugging Face リポジトリ
deepseek-ai/DeepSeek-V4-Pro-0813
NVFP4 リポジトリ(Blackwell)
nvidia/DeepSeek-V4-Pro-0813-NVFP4
リビジョン
0813
レイヤー数
61
隠れ層次元
7,168
KV ヘッド数
1
ヘッド次元
512

DeepSeek V4 Pro のローカル実行に必要なVRAMは?

量子化重みサイズGB32K コンテキストGB128K コンテキストGB256K コンテキストGB1M コンテキスト(最大)GB
1-bit403.2推定404.5405.3406.4412.6
2-bit638.4推定639.7640.5641.6647.8
3-bit823.2推定824.5825.3826.4832.6
4-bit849.7GGUF851851.8852.9859.1
5-bit—————
8-bit873.4GGUF874.7875.5876.6882.8
BF16/FP163,360推定3,361.33,362.13,363.23,369.4

詳しい計算ルールはデータの作り方ページをご覧ください。

DeepSeek V4 Pro は GPU 1 枚で動く?

収まりません。1.6T パラメータの 4-bit は 32K のコンテキスト込みで約 851 GB あり、単体 GPU は論外で、512GB の Mac Studio でもその 6 割ほどしか載りません。しかも unsloth が出しているのは 4-bit と 8-bit の 2 種類だけで、エキスパートがもともと 4-bit 形式のため両者の大きさはほぼ同じ、これより小さい既成ファイルもありません。1 台で取れる道は 1 つだけで、768GB のメモリを積んだサーバーに RTX PRO 6000 を 1 枚挿し、エキスパートの大半をメインメモリに置く方法です。4-bit で毎秒約 22 トークン、同じ構成で 8-bit にしてもほぼ変わりません。サーバーを組まないなら、512GB の Mac Studio を 2 台つなぐ必要があります。

DeepSeek V4 Pro を動かすには GPU が何枚必要?

GPU の構成では 4-bit は収まりません。96GB の RTX PRO 6000 を 8 枚そろえても合計 768GB で、4-bit に必要な約 851 GB にはまだ届きません。パラメータ数から見積もると 2-bit ならこの 8 枚に収まり毎秒約 53 トークンですが、2-bit の既成ファイルはまだありません。容量の上では、512GB の Mac Studio M3 Ultra 2 台を Thunderbolt 5 でつなげば 4-bit が収まり、推定で毎秒約 22 トークン、8-bit も 2 台でほぼ同じ速度です。ただし Mac 向けの分散推論ソフトがこの新しい構造に対応しているかは、事前に確認が必要です。GPU で 4-bit を動かすには H200 や B200 を 8 枚積んだデータセンター向けサーバーが必要で、vLLM の公式レシピが検証しているのもこのクラスと AMD の MI355X だけです。

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デバイス必要枚数合計価格合計 VRAM速度 t/s合計消費電力
Mac Studio M3 Ultra 512GB1 台 512 GB2 台価格なし1,024 GB21.6960 W

Mac Studio は Thunderbolt 5 で連結し、MLX や exo で動かします。vLLM は対応していません。詳しい計算ルールはデータの作り方ページをご覧ください。

DeepSeek V4 Pro を動かすにはどんな構成のマシンが必要?

現実的な方法は、12 チャネル DDR5 サーバーに RTX PRO 6000 を 1 枚挿す構成で、4-bit で約 22 tokens/s です。4-bit のエキスパートをすべてメインメモリに置くと約 837 GB 必要で、64GB を 12 枚挿した 768 GB でも足りません。そのため、このページの構成では 6 層分のエキスパートを GPU に残し、残りをメインメモリに置いています。8-bit にしても約 22 tokens/s とほぼ同じ速さです。8-bit は 4-bit より約 3% 大きいだけだからです。

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8 × Tesla V100 32GB + Xeon E5 デュアル 8 GPU サーバー

低予算
生成速度6.9t/s
メモリ帯域幅137GB/s
GPU
8 × Tesla V100 32GBエキスパート層 18 / 61 を VRAM 256 GB に配置
—
メモリ
768 GB DDR4-213332 GB × 24 枚
¥1,208,328
CPU
2 × Intel Xeon E5-2680 v4合計 28 コア 56 スレッド・8 チャネル
¥4,747
ベアボーン
Supermicro SYS-4028GR-TRGPU 8 基・メモリスロット 24 本
¥205,691
電源
内蔵 4 × 1,600 W
ベアボーンに含む
マシン全体の参考価格—

4 × GeForce RTX 5090 + EPYC デュアル DDR5

フラッグシップ
生成速度27.5t/s
メモリ帯域幅922GB/s
GPU
4 × GeForce RTX 5090エキスパート層 8 / 61 を VRAM 128 GB に配置
¥5,599,960
メモリ
768 GB DDR5-480032 GB × 24 枚
¥6,820,584
CPU
2 × AMD EPYC 9354合計 64 コア 128 スレッド・24 チャネル
¥579,100
マザーボード
Gigabyte MZ73-LM0メモリスロット 24 本
¥205,691
電源
2 × Seasonic PRIME PX-22004,400 W
¥208,856
マシン全体の参考価格¥13,414,191

8 × RTX PRO 6000 + EPYC デュアル DDR5 8 GPU サーバー

超大規模モデル向け
生成速度41t/s
メモリ帯域幅922GB/s
GPU
8 × RTX PRO 6000エキスパート層 58 / 61 を VRAM 768 GB に配置
—
メモリ
384 GB DDR5-480016 GB × 24 枚
¥3,336,672
CPU
2 × AMD EPYC 9354合計 64 コア 128 スレッド・24 チャネル
¥579,100
ベアボーン
ASUS ESC8000A-E12GPU 8 基・メモリスロット 24 本
¥1,091,746
電源
内蔵 4 × 3,000 W
ベアボーンに含む
マシン全体の参考価格—

詳しい計算ルールはデータ方法のページで確認できます。

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DeepSeek V4 Pro をローカルで動かす前に知っておきたいこと

  1. 量子化は 2 種類だけ

    公式の重みでは、エキスパートはもともと 4-bit 形式(FP4)で、残りは FP8 です(ダウンロードは約 893 GB で、DSpark のドラフトモジュールを含む)。そのため 4-bit(約 850 GB)と 8-bit(約 873 GB)の差は 20 GB 余りしかありません。メインメモリにこの 20 GB 余りの余裕を作れるなら、そのまま 8-bit を使いましょう。

  2. 推論エンジンの対応状況

    llama.cpp のメインラインに 2026 年 6 月末にマージされた V4 対応は Pro にも適用され、unsloth の GGUF はこれ向けのものです。vLLM のレシピで検証されているのはすべてデータセンター向けカード(H200、B200、GB200、B300、GB300、MI355X)で、MI300X と MI325X は非対応とされています。

  3. 思考は max を既定にしない

    思考の段階とサンプリングパラメータは V4 Flash と同じです(temperature 1.0、エージェント用途では top_p 0.95)。公式のエージェント向けスコアは max で測定されており、high と max ではどちらも最大出力を 384K まで確保するよう推奨されています。しかし 4-bit のエキスパートオフロードで約 22 tokens/s として計算すると、384K を出し切るには約 5 時間かかります。普段使いなら low か high のほうが現実的です。

  4. 1M コンテキストでもメモリはほとんど増えない

    アテンション構造によってコンテキストが非常に小さく圧縮されます。4-bit で 32K から 1M に広げても約 8.1 GB 増えるだけで、850 GB の重みに比べれば無視できる量です。コンテキストをフルに使う場合も、メモリを別途見積もる必要はありません。

起動コマンド

llama.cpp

  • NVIDIA
  • AMD
  • Mac
  • CPU
すべて VRAM に載せる
ターミナル
llama-server -hf unsloth/DeepSeek-V4-Pro-0813-GGUF:UD-Q4_K_XL -c 8192
MoE オフロード

VRAM が足りないときは --cpu-moe を付けると、ルーティングされるエキスパートを RAM に置けます(約 837 GB 必要)。

ターミナル
llama-server -hf unsloth/DeepSeek-V4-Pro-0813-GGUF:UD-Q4_K_XL -c 8192 \
  -ngl 99 --cpu-moe

vLLM

  • Linux
  • NVIDIA

実行前にデプロイガイドで必要な実行環境とハードウェアを確認してください。

ターミナル
vllm serve deepseek-ai/DeepSeek-V4-Pro-0813 \
  --trust-remote-code \
  --kv-cache-dtype fp8 \
  --block-size 256 \
  --enable-expert-parallel \
  --tensor-parallel-size 8 \
  --max-model-len 800000 \
  --gpu-memory-utilization 0.95 \
  --max-num-seqs 512 \
  --no-enable-flashinfer-autotune \
  --compilation-config '{"mode": 0, "cudagraph_mode": "FULL_DECODE_ONLY"}' \
  --tokenizer-mode deepseek_v4 \
  --tool-call-parser deepseek_v4 \
  --enable-auto-tool-choice \
  --reasoning-parser deepseek_v4 \
  --speculative-config '{"method":"dspark","num_speculative_tokens":7,"draft_sample_method":"probabilistic"}'

Ollama

  • Windows
  • macOS
  • Linux

Ollama にはクラウド版の deepseek-v4-pro:cloud しかなく、手元のマシンではなく Ollama のサーバーで動きます。

ファイル名はその週のモデルライブラリ取得時点のものです。定義はデータ方法を参照してください。 データ方法

DeepSeek ファミリーのほかのモデル

モデル総パラメータアクティブ4-bit のサイズ
DeepSeek R1 Qwen3 8BDense8.2B8.2B5 GB
DeepSeek R1 Distill Qwen 14BDense14.8B14.8B9 GB
DeepSeek R1 Distill Qwen 32BDense32.8B32.8B19.9 GB
DeepSeek V4 FlashMoE284B13B155.1 GB
DeepSeek V3.2MoE671B37B405.4 GB
DeepSeek V4.1 FlashMoE763B8 / 16B444.7 GB

DeepSeek について