GLM をローカルで動かすには?バージョン別の必要VRAM
GLM には現在ローカルで動かせるバージョンが 5 個あります。最小の GLM 4.7 Flash は 4-bit 量子化で VRAM 20GB が必要です。最大の GLM 5.3 は MoE モデルで、MoE オフロードを使う場合は VRAM 14GB と RAM 約 457GB が必要です。最も安く動かせるデバイスは Radeon RX 7900 XTX で、約 ¥293,650 です。
| バージョン | 公開日 | コンテキスト | ライセンス | ||
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年8月28日 | 744B | 40B | 1M | GLM-5.3 License | |
| 2026年8月26日 | 320B | 18B | 1M | MIT | |
| 2026年6月16日 | 744B | 40B | 1M | MIT | |
| 2026年1月19日 | 30B | 3B | 198K | MIT | |
| 2025年7月28日 | 106B | 12B | 128K | MIT |
GLM について
GLM は Zhipu AI(智譜、Z.ai)の大規模言語モデルシリーズです。Zhipu は 2019 年に北京で設立され、技術のルーツは清華大学コンピュータサイエンス学科の知識工学研究室(KEG)にあります。2025 年 7 月から海外では Z.ai ブランドを使い、2026 年 1 月に香港証券取引所に上場しました。2022 年に中国語・英語のバイリンガルモデル GLM-130B をオープンソース化して以来、オープンウェイトのモデルを公開し続けており、近年はエージェントとコーディングに力を入れています。
初期に最も有名だったのは、2023 年 3 月にオープンソース化された ChatGLM-6B で、GitHub で 4 万以上のスターを集めました。その後、主力は MoE に移ります。2025 年 7 月の GLM 4.5 は思考モードと非思考モードの両方に対応し、2026 年 2 月の GLM 5 は 744B パラメータに拡大して DeepSeek Sparse Attention(DSA)を導入しました。6 月の GLM 5.2 はコンテキストを 100 万トークンまで伸ばし、8 月の GLM 5.3 Flash はシリーズで初めてスパースアテンションと線形アテンションを組み合わせました。ライセンスは、2025 年 4 月以降のオープンウェイトの多くが MIT です。ただし GLM 5.3 は独自ライセンスに変わり、年間売上高が 100 億ドルを超えるモデルサービス事業者は、商用利用の前に安全審査を通過する必要があります。
- 提供元Z.ai / Zhipu AI
- 収録バージョン数5
- パラメータ数30B – 744B
- 最新バージョンGLM 5.3
GLM 各モデルの 2-bit 量子化での必要 VRAM は?
2-bit は Q2 とも呼ばれ、よく使われる GGUF ファイルには Q2_K や UD-Q2_K_XL があります。サイズが最も小さい一方で品質の低下も最も大きく、VRAM が厳しいときにまずモデルを動かすのに向いています。下の表は各行が GLM の各バージョン、各列がコンテキスト長で、セルは Q2 で動かすときに必要な合計 VRAM(重み + KV キャッシュ + 実行時オーバーヘッド 1.1GB)です。
| バージョン | 重みサイズGB | 32K コンテキストGB | 128K コンテキストGB | 256K コンテキストGB | 1M コンテキストGB |
|---|---|---|---|---|---|
| 253.9GGUF | 257.9 | 266.8 | 278.5 | 349.2 | |
| 108.7GGUF | 110.1 | 111.3 | 112.7 | 121.6 | |
| 253.9GGUF | 257.9 | 266.8 | 278.5 | 349.2 | |
| 11.9GGUF | 14.7 | 20.1 | — | — | |
| 47.4GGUF | 54.6 | 73.2 | — | — |
GLM 各モデルの 4-bit 量子化での必要 VRAM は?
4-bit は Q4 とも呼ばれ、最もよく使われる Q4_K_M ファイルにあたります。サイズと品質のバランスがよく、ローカル実行の標準的な選択肢です。下の表は各行が GLM の各バージョン、各列がコンテキスト長で、セルは Q4 で動かすときに必要な合計 VRAM です。
| バージョン | 重みサイズGB | 32K コンテキストGB | 128K コンテキストGB | 256K コンテキストGB | 1M コンテキストGB |
|---|---|---|---|---|---|
| 467.3GGUF | 471.3 | 480.2 | 491.9 | 562.6 | |
| 199.7GGUF | 201.1 | 202.3 | 203.7 | 212.6 | |
| 465.8GGUF | 469.8 | 478.7 | 490.4 | 561.1 | |
| 18.3GGUF | 21.1 | 26.5 | — | — | |
| 73GGUF | 80.2 | 98.8 | — | — |
GLM 各モデルの 8-bit 量子化での必要 VRAM は?
8-bit は Q8 とも呼ばれ、Q8_0 ファイルにあたります。品質は元のモデルに最も近く、サイズも最大です。下の表は各行が GLM の各バージョン、各列がコンテキスト長で、セルは Q8 で動かすときに必要な合計 VRAM です。
| バージョン | 重みサイズGB | 32K コンテキストGB | 128K コンテキストGB | 256K コンテキストGB | 1M コンテキストGB |
|---|---|---|---|---|---|
| 801.4GGUF | 805.4 | 814.3 | 826 | 896.7 | |
| 341GGUF | 342.4 | 343.6 | 345 | 353.9 | |
| 801.4GGUF | 805.4 | 814.3 | 826 | 896.7 | |
| 31.8GGUF | 34.6 | 40 | — | — | |
| 117.5GGUF | 124.7 | 143.3 | — | — |
よくある質問
GLM はオープンソースですか?無料で商用利用できますか?
ほとんどはできます。GLM 4.5 Air、GLM 4.7 Flash、GLM 5.2、GLM 5.3 Flash は標準の MIT ライセンスで、著作権表示とライセンス文を残せば、商用利用・改変・再配布ができます。例外は GLM 5.3 で、Zhipu(Z.AI)独自の GLM-5.3 License に変わりました。ほかの条項は MIT と同じですが、1 項目だけ追加されています。「Model as a Service」事業(API などを通じて第三者に推論やファインチューニングを使わせる事業)を営み、連続する 12 か月の総売上高がライセンスの基準額を超える企業グループは、モデルをどんな商用目的に使う場合でも、事前に Zhipu の安全審査を通過しなければなりません。自分たちだけで使う場合や、製品の一機能としてモデルの能力を組み込む場合は、Model as a Service には当たりません。同じサイズの GLM 5.2 は MIT のままで、この条項はありません。
GLM は Ollama で動かせますか?
ローカルで動かせるのは GLM 4.7 Flash だけです。タグは glm-4.7-flash で、デフォルトは q4_K_M、ほかに glm-4.7-flash:q8_0 と glm-4.7-flash:bf16 があり、Ollama 0.14.3 以降が必要です。GLM 5.2、GLM 5.3、GLM 5.3 Flash には :cloud タグしかなく、Ollama のサーバーで動きます。GLM 4.5 Air には公式タグがなく、glm4.5:air で検索しても見つかりません。これらをローカルで動かしたいなら、メインラインの llama.cpp と unsloth の GGUF を使えます。どのアーキテクチャもメインラインで対応済みです。GLM 5.2、5.3、5.3 Flash は vLLM で公式の重みを動かすこともでき、vLLM にはこの 3 モデルの公式レシピがあります。