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Kimi K3.1 Pro をローカルに導入するには?

Kimi K3.1 Pro は、Moonshot AI が 2026 年 10 月 24 日に発表した新しいフラッグシップです。Kimi K3 の事後学習を強化したもので、構造は変わらず、2.8T パラメータの MoE で画像を扱え、コンテキストは 1M です。完全な重みは 11 月 4 日までにオープンソースで公開すると公式が約束しており、それまでは Kimi のアプリと API でしか使えません。サイズは K3 と同じで、2-bit で約 861 GB、4-bit で約 1,509 GB と、どの単体 GPU にも単体ワークステーションにも収まりません。このページの VRAM の数字は同じ構造の K3 のファイルから推定したもので、重みが公開されたら実際のファイルで確認します。

Kimi K3.1 Pro のモデル情報

  • 4-bit 最小VRAM1,511 GB · 8K
  • パラメータ数2,800B
  • アクティブ104B
  • 最大コンテキスト1M
アーキテクチャ
MoE
エキスパートオフロード
VRAM 32 GB + RAM 1,480 GB
オープンウェイト
2026年11月4日までに公開予定
提供元
Moonshot AI
レイヤー数
93
隠れ層次元
7,168
KV ヘッド数
96
ヘッド次元
192

Kimi K3.1 Pro は K3 より何が強くなった?

強くなったのはコーディング、3D 制作、金融分析で、動かすためのハードルは変わりません。構造が K3 と同じなので、K3 が動くハードウェアならこれも動きます。公式ベンチマークでは、ターミナル上でプログラミングのタスクをこなす Terminal-Bench 4.0 で 65.7 を記録し、Claude Opus 5.5 の 66.4 との差は 1 ポイント未満です。社内の長時間にわたるプログラミングテストでは、K3 の 56.0 から 61.2 に上がりました。ハルシネーションも大きく減っています。公式があえて難しい問題を出す事実確認のテストでは、1 つの記述が誤っている割合が K3 の 23.4% から 8.3% に下がりました。これらのスコアはすべて Moonshot AI 自身が公表したもので、テスト方法は画像の下にある原文を参照してください。

Kimi K3.1 Pro の公式ベンチマークのグラフ:Terminal-Bench 4.0、SWE Marathon、Humanity's Last Exam など 16 項目で、Claude Opus 5.5、Claude Fable 5.1、GPT-6 Astra、DeepSeek V4.1 Flash 1017、GLM-5.3 とスコアを比較
画像:Moonshot AI「Kimi K3.1 Pro」技術ブログ(2026 年 10 月 24 日)

Kimi K3.1 Pro のローカル実行に必要なVRAMは?

K3 と同じく、最低でも数百 GB が必要です。1-bit で約 649 GB、2-bit で約 861 GB、4-bit で約 1,509 GB です。8-bit は約 1,561 GB で、4-bit よりわずかに大きいだけです。K3 のエキスパートは学習段階から 4-bit なので、8-bit はそれをそのまま保持した形になるためです。コンテキストは VRAM をほとんど使いません。93 層のうちコンテキストに応じてキャッシュが増えるのは 24 層だけで、4-bit で 32K から 1M に広げても約 28 GB 増えるだけです。これらの数字は K3 の GGUF ファイルのサイズから推定したもので、K3.1 Pro のファイルが出たら実測値に置き換えます。

量子化重みサイズGB32K コンテキストGB128K コンテキストGB256K コンテキストGB1M コンテキスト(最大)GB
1-bit648.9推定650.9653.6657.2679
2-bit861.3推定863.3866869.6891.4
3-bit1,440.6推定1,442.61,445.31,448.91,470.7
4-bit1,508.7推定1,510.71,513.41,5171,538.8
5-bit—————
8-bit1,561.2推定1,563.21,565.91,569.51,591.3
BF16/FP165,880推定5,8825,884.75,888.35,910.1

詳しい計算ルールはデータの作り方ページをご覧ください。

Kimi K3.1 Pro は GPU 1 枚で動く?

動かせません。K3 と同じく、単体 GPU にも単体ワークステーションにも収まりません。最小の 1-bit でも約 649 GB と、512GB の Mac Studio M3 Ultra を超えます。2-bit の約 861 GB は、96GB カード 8 枚を合わせても入りきりません。収まるのは 512GB の Mac Studio を複数台つないだ構成で、2-bit なら 2 台、4-bit なら 4 台必要です。

Kimi K3.1 Pro を動かすには GPU が何枚必要?

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デバイス必要枚数合計価格合計 VRAM速度 t/s合計消費電力
Mac Studio M3 Ultra 512GB1 台 512 GB4 台価格なし2,048 GB10.61,920 W

Mac Studio は Thunderbolt 5 で連結し、MLX や exo で動かします。vLLM は対応していません。詳しい計算ルールはデータの作り方ページをご覧ください。

Kimi K3.1 Pro を動かすにはどんな構成のマシンが必要?

サーバー級のマシンが必要です。デュアル EPYC(24 チャネル DDR5)にメモリ 1.5TB をフル搭載し、RTX 5090 を 4 枚加えてエキスパートの一部を置くと、4-bit で約 14 tokens/s です。2-bit に下げるとメモリは半分の 768GB で済み、速度はむしろ約 23 tokens/s に上がります。古いハードウェアでも組めます。2-bit なら V100 32GB 4 枚と DDR4 768GB の古いサーバーでも動きますが、約 6 tokens/s にとどまります。これらの構成では今すぐ Kimi K3 を動かせ、K3.1 Pro の重みが公開されたらファイルを差し替えるだけです。

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GeForce RTX 5090 + EPYC デュアル DDR5

フラッグシップ
生成速度13.3t/s
メモリ帯域幅922GB/s
GPU
GeForce RTX 5090エキスパート層 0 / 93 を VRAM 32 GB に配置
¥1,480,000
メモリ
1,536 GB DDR5-480064 GB × 24 枚
¥14,129,664
CPU
2 × AMD EPYC 9354合計 64 コア 128 スレッド・24 チャネル
¥574,330
マザーボード
Gigabyte MZ73-LM0メモリスロット 24 本
¥203,997
電源
Seasonic PRIME PX-16001,600 W
¥80,030
マシン全体の参考価格¥16,468,020

8 × RTX PRO 6000 + EPYC デュアル DDR5 8 GPU サーバー

超大規模モデル向け
生成速度16.8t/s
メモリ帯域幅922GB/s
GPU
8 × RTX PRO 6000エキスパート層 49 / 93 を VRAM 768 GB に配置
—
メモリ
768 GB DDR5-480032 GB × 24 枚
¥6,946,944
CPU
2 × AMD EPYC 9354合計 64 コア 128 スレッド・24 チャネル
¥574,330
ベアボーン
ASUS ESC8000A-E12GPU 8 基・メモリスロット 24 本
¥1,082,752
電源
内蔵 4 × 3,000 W
ベアボーンに含む
マシン全体の参考価格—

詳しい計算ルールはデータ方法のページで確認できます。

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Kimi K3.1 Pro をローカルで動かす前に知っておきたいこと

  1. 重みの公開まではオンラインのみ

    公式によると、完全な重みは 11 月 4 日までに公開されます。それまでは Kimi のウェブ版とアプリ、Kimi Code で使うか、API を呼び出します。モデル名は kimi-k3.1-pro です。ほかに kimi-k3.1-pro-highspeed もあり、公式は 2〜3 倍速いとしています。今のところ API でしか触れられておらず、重みを別に公開するかどうかは明らかにされていません。

  2. 思考は段階の調整のみ

    K3 と同じく思考は常にオンで、reasoning_effort で low、high、max を選べるだけです。既定は max です。API では temperature 1.0、top_p 0.95 に固定されているので、指定する必要はありません。複数ターンの会話やツール呼び出しでは、返ってきた応答全体をそのまま送り返す必要があります。

  3. ローカルで使える推論エンジン

    構造が変わっていなければ、既存の K3 対応がそのまま使えるはずです。llama.cpp のメインラインは 8 月に K3 のテキスト部分をマージしており(PR #26185)、vLLM には kimi-k3 専用のイメージがあります。ただし、そのまま読み込めるかどうかは、重みの公開後に実際に試す必要があります。このページでは、GGUF と vLLM のレシピが出て確認が取れた段階で起動コマンドを追加します。

  4. ライセンスは未発表

    K3 は独自の Kimi K3 License を採用しています。収益が基準を超える「Model as a Service」事業は、商用利用の前に Moonshot AI と別途契約を結ぶ必要があります。K3.1 Pro のライセンスは、重みの公開時に公式が発表する予定です。商用利用を考えている場合は、K3 の条項を前提に結論を出さないでください。

Kimi ファミリーのほかのモデル

モデル総パラメータアクティブ4-bit のサイズ
Kimi Linear 48B A3BMoE49.1B3B30.1 GB
Kimi K2MoE1,000B32B621.3 GB
Kimi K2.5MoE1,000B32B621.2 GB
Kimi K2.6MoE1,000B32B583.7 GB
Kimi K2.7 CodeMoE1,000B32B583.7 GB
Kimi K3MoE2,800B104B1,508.7 GB

Kimi について